日本の介護士の人材不足対策は

日本の介護士の人材不足が問題になっている。理由としては、高齢者の増加に対して生まれてくる子供が減ってきたり、仕事に対してお給料が上がらないという低賃金の問題や、身体に負担が掛かってしまうという重労働の問題で、若者の介護離れが起きているのだ。そうなると、新人がこなくなり、人も辞めてしまうので、一人あたりの仕事量が多くなるということが起きてしまう。

介護士の人材不足対策として、介護職を目指す学生に対して入学後の勉学を支援してくれたり、卒業後に介護関係の就職をして現場に定着してもらうために学費の貸付を実施している。卒業してから一定期間内に介護に携わる仕事へ就職し、5年間介護の仕事を続けていれば学費の返済が免除されるのだ。また、1年以上介護職員として経験があることが条件だが、一度辞めた人がまた再就職ができるように再就職に必要な準備金の貸付をしている。再就職をして2年間働き続けていれば返済は免除されている。

また、腰痛などで身体の負担を減らすことを目的として、介護ロボットの活用や導入のために開発が進んでいる。介護ロボットが職場にあることにより、介助者の身体の負担を減らすことはもちろん、認知症高齢者の見守りができたり、要介護者の自立をうながすお手伝いが可能になったりと、人材不足を補う役目をしてくれのだ。日本の人材不足に伴い、介護士を補うために、東南アジアや中国などから外国人介護士の受け入れもされている。このように日本の介護士の人材不足の問題への取り組みはどのようなことを行っているのか知っておく必要がある。